この時期によく見るのは『火の用心!』と呼びかける町内会の方たちです。
住宅火災の死者のうち3分の2が65歳以上の高齢者というデータもあり、
単身高齢者が増えている昨今は特に用心する必要がありますね。
火事はタバコの不始末やストーブによるものだけでなく、実は放火も多いんです。
特に関東地区では放火による火災が多いので、放火を未然に防ぐためにも、
大掃除の際には家の周りも整理整頓し、新聞紙や段ボールなどの燃えやすいものを
置かないようにしましょう。
また予想外の火災として、ペットのいる家庭も注意が必要です。
線香などの火が付いたものを倒してしまったり、コンセントにおしっこをかけて
火事になることもあります。
また冷却スプレーによる火事やノートパソコンのリチウム電池から火事が
発生することもあり得ますが、最近増えているのが、フリース素材の衣類から
くる火事です。
あったか素材の冬の防寒着として、定着しているフリース素材の衣類。
某メーカーのフリースが爆発的に売れたというニュースも以前ありました。
こんな事例がありました。換気扇をつけようとして手を伸ばしたら、
コンロの火が服に燃え移り、袖から背中まで一瞬で火が燃え広がったようです。
家族の素早い対応で幸いケガはなかったようですが、キッチンに立つときや、
そばに火があるようなところではフリースの着用はお気を付けください。
高齢者の方でキッチンに立つ場合は、できれば防災割烹着のようなものを
ご着用ください。
火災が起こりにくい家にしたい方、火災に強い家にしたい方は
ぜひ弊社にご相談ください。